キャッシングの現金化に注意!

キャッシングの現金化とは…?

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キャッシングの現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を使い、商品を購入して購入代金を現金に換えることです。
現金が必要だけれど、キャッシングでは限度額一杯まで融資を受けていてもう借入れができないという人をターゲットとしています。

買取屋

クレジットカードを使って指定した商品を購入させ、商品を購入代金の7割から、ひどいところでは3割という低価格で買取るのが買取屋の手口です。
たとえば、45万円の電化製品をカード決済で購入し、業者に35万円で買取ってもらうとします。
そうすると、45万円のショッピング枠で35万円の現金を受け取れますが、実際の利用額とは10万円も差があります。 業者が間に入ってくれたので現金を手にできたといっても、手数料にしては高すぎます。
業者は、買取った商品をリサイクルショップに持ち込んだり、インターネットなどで定価に近い値で売却したりしてさらに利益を得ます。
購入商品は、主にブランド品や電化製品、カーナビなど転売しやすいもの、転売時に高額で売却できるものが指定されます。

キャッシュバック

キャッシングの現金化には、クレジットカードのショッピング枠で業者から商品を購入し、現金に還元してもらうキャッシュバックという手口もあります。
キャッシュバックは購入代金の7割から8割と高く、購入した商品も売却すればさほど損はないのでは?と思われがちです。
しかし業者から買取る商品は価値のない物である場合が多く、転売などできません。
たとえば、業者から50万円のカード決済で腕時計を購入し、40万円のキャッシュバックを受けたとします。
腕時計はリサイクルショップに持っていてもほとんどお金にならないレベルの物なので、結局差額の10万円は手数料のような形で業者に渡したことになります。

さらに窮地に追い込まれることも…

キャッシングの現金化を利用すると、業者に手数料という名目で多額の費用を支払うことになります。
さらに、カード会社から後日利用額分の請求をされるため、返済しなくてはなりません。
万一支払いが滞れば、カードのショッピング枠も使えなくなるなど被害が大きくなります。
「審査も利息もなしで簡単に現金化できる」といった甘い誘い文句に騙されないよう注意しましょう。