特定調停での債務整理

特定調停とは

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債務整理方法のひとつに、特定調停という方法があります。
これは、簡易裁判所を利用して負債を減らす方法で、平成12年から施行された新しい方法です。
具体的には、裁判所が調停委員という第三者を立て、債権者と債務者の間に入って話し合いをすることをいいます。
これは、あくまでも譲り合いの精神によって行われる裁判所での返済協議という位置づけがあるからです。
よく裁判と混同している人がいますが、あくまでも話し合いであるということを押さえておきましょう。

特定調停のメリット

特定調停のメリットはいくつかあります。
まずは、他の手続きと比べてかなり費用が安く済むという点が挙げられます。
申込時に裁判所に納める費用は、印紙代と切手代の720円だけです。
書類作成などを司法書士に頼んだら2~3万円の費用がかかりますので、少しでもお金をかけたくない場合は、自分で書類を作成することもできます。
借金は利息制限法によって引き直し計算が行われるため、減額されて負債は減ることになります。
また、弁護士や認定司法書士に依頼した場合は、業者サイドでは取り立て行為ができなくなるため、毎日のようにかかっていた電話などの取り立てから逃れることが可能です。

自己破産と異なる点

さらに特定調停には、借金の原因が問題にされないというメリットもあります。
これは、貸金業者のグレーゾーン金利などの問題が指摘されるという一面があるためで、自己破産が借金の原因を問われるのとは対照的です。
また、自己破産をした場合、政府発行の官報に名前や住所などが掲載され、その情報が闇金などの悪徳業者に流れてしまうことがありますが、特定調停の場合は、掲載されることはないため、情報がもれにくく闇金業者の対象になることがありません。
そのため、再び借金を作るということも防ぐことができます。

デメリットも

その一方で、裁判所に何度も行かなければいけないなど手間がかかったり、あくまでも話し合いであるため、場合によっては和解が成立しない場合もあったり、事故情報として信用情報機関に登録されるためブラックになるなどのデメリットもあります。
また、債務総額の多い人は、月の返済額が高くなった場合メリットがないため向きません。
特定調停で借金問題を解決しようという時は、このような面もよく理解した上で利用しましょう。

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