クレジットカードの返済方法
クレットカードの返済方法

クレジットカードの返済方法は「1回払」「2回払」「夏or冬のボーナス一括払」「回数指定の分割払」「リボ払」の5種類です。
どの返済方法にするかによって利息や返済期間などが大きく変わるため、カードを上手に活用するには、日頃からそれぞれの特徴、メリットとデメリットをしっかりと把握しておくことが大切です。
ボーナス一括払の注意点
夏・冬のボーナス一括払は、1回払と同様手数料や金利は不要ですが、決済をした時点で利用枠から購入額分が引かれるため、大きい買い物を早くにボーナス一括にすると、カードの利用枠があまりない状態で数ヶ月間過ごすことになってしまいます。
また、ボーナスの支給額を見越してカードを使うため、何等かの理由でボーナスがカットされて返済に困ってしまう…というトラブルもあるようです。
便利に使える2回払
意外と知られていないのが「2回払」のメリットです。
一番回数が少ない分割払と思われがちですが、2回払は他の回数指定とは違い分割払手数料や金利はかかりません。
翌月一括ではちょっと厳しい…という時には、2回払がおすすめです。
分割払は返済がラクだけれど…
分割払で指定できる回数は3回から36回位まであり、ムリなく返済できる回数を選ぶことができます。
注意すべき点は、続けて使うと複数の支払いが重なってしまうということです。
リボ払なら支払額がアップする上限を超えなければ返済は一定額のままですが、分割払は決済単位ですべて個別の請求になるため、同じ月に3つの買い物をすべて分割にしたりすると、翌月からは3商品分の分割払の合計額を返済することになります。
一括は厳しいからと安易に分割にすると、思わぬ高額返済になることがありますので注意しましょう。
分割払とリボ払の利息計算
分割払にかかる利息の計算は、リボ払とはまったく異なります。
分割払は購入額から利息を計算してプラスした上で均等割します。
たとえば15万円の商品を10回払で購入した場合の利息は 15万円×6.8(10回払の手数料率※)÷100=10,200円となり、 返済総額は15万円+10,200円=16万200円、 これを10回で割った16,020円が月々の返済額になります。
※分割払の手数料率は、カード会社によって異なります。
それに対しリボ払は、毎月の締め時点での借入残高に対して利息がかかります。
加えて返済期間も長く、同じ額の利用でも支払利息の総額が分割払よりも大きくなります。
たとえば15万円の商品を月々1万円のショッピングリボ(金利15%※)で購入した場合、 支払回数は17回(最終回の支払は6,892円)、返済総額は166,892円になります。
利用額が大きくなれば、この差はもっと大きくなるわけです。
※ショッピングリボの金利は、カード会社によって異なります。
月々の返済額が抑えられるのは助かりますが、最終的な支払額のことも考えてどちらの返済方法が良いかを決めたほうが良いですね。